上原設計 [ funzmile（ファンズマイル） ] は名古屋市北区杉栄町にある一級建築士事務所です。

久々のブログ更新は、
オススメ映画のご紹介。

役所広司さん･佐藤浩市さん･杉田監督の
舞台挨拶があるってことで
軽い気持ちで見に行ったんだけど、
ヤバイくらいに泣ける作品でした。

ひとことで言えば"武士の生き様"を描いた映画です。

赤穂浪士の一人が
自分の任務を果たす切ない物語は
2時間超ありましたが、
半分以上、目がウルウルしてました。

何故、僕は"サムライもの"に弱いのか？
昔、剣道をやってたからかな。。。

そうそう、
剣道の竹刀の長さってね、
サブロクとかサンパチって呼ぶんですよ。

これは尺貫法のなごりで、
サブロク＝３６＝三尺六寸＝1090ミリ
ってことです。

ちなみに建築現場でサブロクというと、
サブロク＝３×６＝三尺×六尺＝910ミリ×1820ミリ
という建材のサイズのことを言います。


さてさて、、、
建築現場のお話、、、
もうちょいとしましょうか。。。

おなじみ、岩田洗心館です。

2Fの壁は"サブロク"のラーチ合板をつかっています。

ただし幅が910ミリでは大きいので､､､

3等分して303ミリごとに目地を入れています。

当初は2等分して455ミリにする予定でしたが、
内壁の最終打合せ時に
「303ミリの方がいいのではないか。」
ということで変更となりました。

設計図面を書いてると
ついつい"壁はこういうものだ"と
頭が固くなりがちになってしまいます。

･･･が、

現場打合せで別の案がでると
「そのパターンがあったか!!」
ってことがあるんですよね。

455ミリだと若干大きかったかも。

壁の目地割りの件は、ほんの一例ですが、
こういったことは次の図面に生きるいい経験です。

岩田洗心館プロジェクトに携わる皆様には
いつもいつもサブロク､､､
･･･じゃなくてサンキューです。
（冗談じゃなくホント感謝してますｍ（＿　＿）ｍ）

さあ、竣工予定は12月末。
多少は年越しちゃうかもしれませんが、
僕も自分の任務を果たしたいと思います。

こりゃあ、討入りしてる暇はないな｡